システムB・Cでの利用率測定について

東京大学物性研究所では、物性研究所共同利用スーパーコンピュータ(以下、物性研スパコン)利用促進のため、2015年4月からソフトウェア開発・高度化のプロジェクトを開始しています。本プロジェクトでは、プロジェクトの意義を評価するため、プロジェクトで開発・高度化されたソフトウェアを対象に、物性研スパコン システムB上での利用数を測定しています。利用測定についてはユーザーが選択可能な形式をとっており、非測定という形式をとることもできますが、ソフトウェアの普及促進という観点からも、ぜひご協力いただければと思います。以下、詳細を記載します。

測定対象

  • ソフトウェア開発・高度化プロジェクトに採用されたソフトウェア

abICS, DCore, DSQSS, HΦ, Kω, mVMC, OpenMX, RESPACK, TeNeS, PHYSBO, 2DMAT (2021/03/19 現在)

測定対象

  • ユーザーID (ただし、難読化しており個人情報は見えない状態にしています)
  • 並列数 (プロセス数、スレッド数)
  • 利用したソフトウェア名

測定方法

  • プリインストールされたソフトウェアを使用する場合


     本プロジェクトで採用されたソフトウェアは物性研スパコン システムB・Cにプリインストールされます。インストール済みアプリケーションに記載されているソフトウェアを選択の上、記載されている手順に従い実行することで自動的に測定されます。

  • プリインストールされたソフトウェアを使用しない場合
     自分の環境でビルドされたソフトウェアを使用される場合には、実行時に 

    $ /home/issp/materiapps/bin/issp-ucount softwarename
    を呼び出すことで、利用率を測定することができます(softwarenameにソフトウェアの名称を入れます)。
    たとえば、HΦの場合には

    $ /home/issp/materiapps/bin/issp-ucount HPhi 
    $ mpijob ./HPhi -e namelist.def

    のようにプログラムを実行する前に一文を入れていただくことで、測定が行われます。  

  • ソフトウェア名と計測キーワード

    基本的にはソフトウェア名とキーワードは同じになります。ただし、キーワードについて、大文字・小文字の区別はありません(ex. hPhiとしてもHPhiとしてカウントされます)。以下、ソフトウェア名:キーワードを記載します。

      • abICS: abICS
      • HΦ: HPhi
      • mVMC: mVMC
      • DSQSS: DSQSS
      • DCore: DCore
      • OpenMX: OpenMX
      • RESPACK: RESPACK
      • Kω: KOmega
      • TeNeS: TeNeS
      • PHYSBO: PHYSBO
      • 2DMAT: py2dmat
      • ESM-RISM: rism
      • H-wave: hwave

    その他

     ソフトウェアの測定データについては、共同利用研究会やアクティビティレポートなどで随時公開する予定です。その他、 質問等ありましたら「お問い合わせ」よりご連絡ください。