ESM-RISMは第一原理電子状態計算プログラムQuantum ESPRESSOに導入されており、電極や反応種の電子状態を密度汎関数法により記述し、電解液の分布を古典溶液論であるRISMで記述します。リチウムイオン電池の充放電反応や構造材料の腐食反応の解析に用いられています。

ホームページ

Official Page: https://www2.ccs.tsukuba.ac.jp/public/otani/programs.html

GitLab: https://gitlab.com/minoru-otani/q-e

マニュアル

インストール済最新バージョン

QuantumEspresso 6.7 対応版 (2022/12/01 現在)

物性研スパコンでの利用方法 

    • サンプルスクリプトと入力ファイルの場所

      /home/issp/materiapps/intel/espresso/

    • 実行方法 

      1.  計算環境の準備
        $ source /home/issp/materiapps/intel/espresso/espressovars-6.7-rism-1.sh
        これにより、 ESM-RISM 機能の入った Quantum ESPRESSO 6.7 が使えるようになります
      2. 入力ファイルの準備
        $ cp -rf $ESPRESSO_ROOT/sample .
      3. ジョブのサブミット

        • システムBの場合

          $ cd sample/ESM-RISM/Li-EtOH
          $ cp /home/issp/materiapps/intel/espresso/sample_jobscript/rism.sh .
          $ sbatch rism.sh
        • /home/issp/materiapps/intel/espresso/sample_jobscript/rism.sh としてジョブスクリプトのサンプルが用意されているので、カレントフォルダにコピーした上でジョブを投入します。

        利用回数の測定について

        • ソフトウェア高度化・開発プロジェクトに採択されたソフトウェアでは、物性研スパコン上での利用数を測定しています。プロジェクトの意義を評価するための重要な指標となりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。プリインストールされていないバージョンを使用する際にもカウントすることができますので、ソフトウェアの使用状況の把握のためにもカウントにご協力いただけると助かります(詳細についてはこちらをご覧ください)。

         

        問い合わせ先

        • QE/ESM-RISMの利用方法(インプット作成など)、機能などについて
          rism-dev@issp.u-tokyo.ac.jp
        • 物性研スパコンシステムにおける実行方法について
          物性研スパコン対応ソフトウェア相談窓口
          center-apps@issp.u-tokyo.ac.jp