TeNeS ver.1.0をリリースしました!
TeNeS-v1.0.0.tar.gzにはマニュアルのpdfファイルが入っています。"Source code"ではなくこちらのファイルをダウンロードしてください。
インストール方法
$ tar xzvf TeNeS-v1.0.0.tar.gz
$ mkdir tenes.build && cd tenes.build
$ cmake ../TeNeS-v1.0.0/
$ make
$ make install
v0.1 からの機能追加
tenes_std
(新ツール!)- ボンドハミルトニアンから虚時間発展演算子テンソルを作るツール
- 特に、正方格子TNS の最近接以外の虚時間発展テンソルを、最近接虚時間発展テンソルの積に分割します
- ボンドハミルトニアンから虚時間発展演算子テンソルを作るツール
tenes_simple
- 格子を追加
- 三角格子 "triangular"
- かごめ格子 "kagome" (#20)
- 格子を更新
- 正方格子 "square"
- 次近接・三次近接相互作用の追加
- 蜂の巣格子 "honeycomb" (#20)
- 格子ベクトルの向きを変更
- サイト数を
LxW
から2xLxW
に変更 - 次近接・三次近接相互作用の追加
- 正方格子 "square"
- 格子を追加
tenes
- 入出力フォーマットの変更
- 2サイト演算子の計算機能強化
- 1サイト演算子の組として指定可能に
- 正方格子TNS 上の4×4 の距離まで計算可能
- リスタート時にボンド次元を変更可能に
- 物理量計算をスキップするオプション
parameter.general.measure
の追加 (#22) - パラメータデフォルト値の変更 (#24)
- fullupdate におけるCTM の逐次計算回数
iteration_max
を 100 に変更 - CTM の収束判定
convergence_epsilon
を fullupdate, ctm ともに1e-6
に変更
- fullupdate におけるCTM の逐次計算回数
- そのほかバグ修正
v1.0-beta からの変更点
tenes_simple
- 三角格子 (#20)
- 格子ベクトルの変更
initial = "antiferro"
における初期状態をudd 状態から120度状態に変更- 得られる結果のスピン空間対称性がよくなりました
- 蜂の巣格子 (#20)
- サイト数の変更
- 格子ベクトルの変更
- かごめ格子 (#20)
- 追加
- 三角格子 (#20)
tenes_std
- 長距離の虚時間発展演算子の分割について、分割経路を安定化 (#20)
- 得られる結果の並進対称性がよくなりました
- 長距離の虚時間発展演算子の分割について、分割経路を安定化 (#20)
tenes
- 物理量計算をスキップするオプション
parameter.general.measure
の追加 (#22) - パラメータデフォルト値の変更・修正 (#24)
- fullupdate におけるCTM の逐次計算回数
iteration_max
を 100 に変更 - CTM の収束判定
convergence_epsilon
を fullupdate, ctm ともに1e-6
に変更 ctm.projector_corner
のデフォルト値がtrue
になっていなかったのを修正
- fullupdate におけるCTM の逐次計算回数
- 物理量計算をスキップするオプション
- その他バグ修正
[Forum (GitHub issue)](https://github.com/issp-center-dev/TeNeS/issues)