9/1(金) 16:00-17:00に物性研理論セミナーを開催する予定です。
興味をお持ちの方、また、お近くに興味をお持ちの方がおられましたら、
お誘い合わせの上ご参加ください。
なお、本セミナーは物性研究所本館6階 第5セミナー室(A615)と
オンライン(Zoom)のハイブリッド形式で行います。
下記リンクからご登録いただいた方には事前にzoomURLをお送りいたします。
https://forms.gle/9K8LMEhySRGT12paA
=========================
Date: 2023年9月1日(金) 16:00 – 17:00
Place: 物性研究所第5セミナー室(A615)及び Zoom (ハイブリッド開催)
Speaker: 片上 舜氏
Affiliation:東京大学大学院 新領域創成科学研究科
Title: 分散関係計測データに対するベイズパラメータ推定
Abstract:
本研究では分散関係スペクトルデータから格子モデルパラメータをベイズ推定に基づき分布推定を行う.
分散関係は中性子やX線を用いた非弾性散乱実験などで計測され,エネルギー輸送に関する性質や物理パラメータを解析する研究が多く行われている.
ここでは,分散関係計測データからベイズ推論およびレプリカ交換モンテカルロ法を用いて,格子モデルパラメータを推定する手法を提案する.
また,提案手法を従来の解析手法と人工データを用いて比較し,手法の有効性を示す.
人工データは体心立方格子モデルから得られた分散関係を中心とするローレンチアンの重ね合わせで強度を記述し,ポアソン過程に従って生成した.
人工データ解析から,提案手法は格子モデルのモデルパラメータを信頼度付きで評価できる分布推定を可能とし,更に従来解析に比べて1/100程度の計測時間で適切な推論できることを示唆した.
物性研HP:
https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/seminar/all2.html?ptype=seminar&pid=19862
=========================