News - イベント

題目:
ソフトウェア開発・高度化プロジェクト、ISSPデータリポジトリについて
講演者：
吉見一慶氏(東京大学物性研究所)
要旨:
物性研究所では共同利用の一環としてスーパーコンピュータ(スパコン)の運営を行っている。スパコンをより簡便に活用できるよう、2015年度よりソフトウェア開発・高度化プロジェクト(PASUMS)を開始している。PASUMSではプロジェクトに採択されたプログラムの開発・高度化を実施し、オープンソースソフトウェアとして公開するとともに、講習会支援などの普及活動なども行っている。さらに、2021年度からは物質科学における研究データの蓄積・利活用を目的にデータリポジトリの運用を開始した。データ管理システムにはGitLabを活用し、データの登録および登録されたデータの検索システムとしてポータルサイトを作成している。登録されたデータセットはポータルサイトから検索することが可能であり、本データリポジトリを用いることで、論文に用いた研究データや物性科学分野に役立つデータセットの保管・公開を行うことができる。本講演ではこれらのプロジェクトを紹介するとともに、今後の方向性などについて議論したい。