MateriApps Installerについて

MateriApps Installerとは?

MateriApps Installerは様々な計算機環境に対応した計算物質科学アプリケーションのインストール補助を行うシェルスクリプト集である。MateriApps Installerには、オープンソースの計算物質科学アプリケーションやツール類を、macOSをはじめ、Linux PCやクラスタワークステーション、さらには国内の主要なスパコンシステムにインストールするためのシェルスクリプトが含まれる。MateriApps Installerは、東京大学物性研究所の全国共同利用スパコンにおいて、主要アプリケーションのプレインストールにも利用されている。


整備されているツールとアプリ

2020/12/2現在、以下のツール・アプリが整備されている。

  1. ツール
    boost, cmake, eigen3, fftw, gcc10, gcc7, git, gsl, hdf5, lapack, libffi, openblas, openmpi, openssl, python2, python3, scalapack, tcltk, zlib
  2. アプリ
    ALPS, DSQSS, QUANTUM ESPRESSO, HΦ, Kω, LAMMPS, mVMC, OpenMX, RESPACK, TeNeS
  3. 今後対応予定のアプリ
    abICS, DCore, ALPS-Core, TRIQS

ライセンス

GNU General Public License version 3

ただし、インストール対象のソフトウェアのパッチなどは、各ソフトウェアのライセンスにしたがう。

なお、本ソフトウェアの一部は2020年度 東京大学物性研究所 ソフトウェア高度化プロジェクトの支援を受け開発されている。


開発者

MateriApps Installerは以下のメンバーで開発されている。

  • ver. 0.1
    • 藤堂眞治 (東京大学大学院 理学系研究科)
    • 本山 裕一 (東京大学 物性研究所)
    • 吉見 一慶 (東京大学 物性研究所)
    • 加藤 岳生 (東京大学 物性研究所)